パチスロにもオンスロにもメーカーが発表する機械割というものがあります。
この機械割をキチンと把握しなければスロットでは勝つ事ができません。
特にオンラインスロットはこの機械割を十分に理解しておかないと、とんでもない目に合います。
ここでは機械割の計算方法や機械割の間違いがちな認識、機械割を妄信する危険性などをご紹介していきます。
機械割とは
スロット打ちにとっては今更ではありますが、機械割とは設定ごとのメダルのペイアウト率です。
使ったメダルに対して戻ってくるメダルのパーセントを数値化したもので、メダルを1000枚使って1000枚出たら機械割100%、900枚しか出なければ機械割90%、1200枚出れば機械割120%となります。
間違いがちな機械割に対する認識
私の知り合いで、こんなことを言う人がいました。
設定1で機械割95%ってことは5%しか負けないんだから、ほとんど戻ってくるはずでしょ?
なのに何で毎月こんな何万円も負けちゃうのかな?
機械割の数字なんて嘘なんじゃない?
このように考える方が意外と多いのかなと思いました。
機械割は使ったメダルに対して戻ってくるメダルの割合なので、回したゲーム数が多ければ多いほど5%の金額は増えます。
また、こんなことを言う人もいました。
絆で6確出たのに3000枚しか出なかったよ
バジリスク絆(5号機)設定6の機械割は119.2%でした。
回したゲーム数にもよりますが、機械割から言うとバジ絆の設定6で3000枚出せたら十分です。
機械割の計算方法
前項の事例から機械割を計算してみます。
仮に機械割95%の台を3万ゲーム(1000ゲーム×30日)回したと仮定すると、
90000枚(使ったメダル数)×95%(機械割)=85500枚(戻ってくるメダル数)
85500枚(戻ってくるメダル数)-90000枚(使ったメダル数)=-4500枚(負ける枚数)
つまり、機械割95%の台を毎日1000ゲーム打ち続けると、9万円以上負けてしまうということになります。
また、機械割119.2%の台を5000ゲーム回した場合は、
15000枚(使ったメダル数)×119.2%(機械割)=17880枚(戻ってくるメダル数)
17880枚(戻ってくるメダル数)-15000枚(使ったメダル数)=2880枚(勝つ枚数)
119.2%なら万枚出て当たり前と思ってはいけません。
機械割を妄信するのは危険です
設定6で負けることもあれば設定1で大勝ちすることもあります。
確率の問題なので仕方がない事ですが、ではこの機械割は本当に正しいものなのでしょうか?
機械割はメーカーが発表するものです。
もちろんその機械割の数値には根拠となる数十万ゲームのデータが必要となります。
しかしながら、例えば数百万ゲームの平均の機械割が115%だったとしても、そのデータの中の一部分を切り取ると機械割が118%になったとします。
メーカーがその一部分のデータを根拠として提出すれば、機械割118%の機種ができあがってしまうのです。